「韓国出身のイ・チャンヒョンです!4月からコーププログラムのデジタルマーケティングコースに通っています!」はつらつと自己紹介をしてくれたイ・チャンヒョンさんは、コープ留学参加者にとっても難しいとされているオフィスジョブを勝ち取った現役大学生。今回は、彼がカナダで憧れの職種のインターンを掴み取った秘訣を聞いた。(取材 高橋星乃夏 写真提供 イ・チャンヒョンさん)
現役大学生ながら、三ヶ月という短期間でオフィスジョブを獲得したのですね!
とても早くカナダでの目標が叶って自分でも驚いています。現在はCoBees Enterprise Ltd.という会社で、マーケティングアドミニストレイティブとして働いています。韓国でしていたインターンの内容と重なる部分が多かったため、今の仕事に恵まれました。
韓国でもマーケティングのインターンを?
一年半ほどしていました。大学の専攻は土木工学ですが、韓国では「サポーターズ」といって、ボランティアのような形で企業が6ヶ月〜1年単位で大学生を雇う制度があり、それを利用してインターンを経験しました。元々マーケティングに関心があったわけではなく、サポーターズの制度を利用して、新しい経験と人々との出会いを求めて、韓国焼酎の会社のPR業に飛び込んだのが、マーケティングに関心を持ったきっかけでした。後半の一年間はチームリーダーとして活動し、よりマーケティングに関する学びを深めたいと思い、カナダのカレッジでコーププログラムのデジタルマーケティングコース履修を決意しました。
韓国でのサポーターズ活動ではチームリーダーとして抜擢され、大きな学びがあったと思います。
そうですね。サポーターズのチームメンバーとして半年活動したあと、兵役に行かなくてはならず一度離れたのですが、除隊後に「リーダーとしてもう一度活動しないか」と連絡をもらいました。他の人とは異なる個性、自分らしさを持つことで、記憶に残る人間になることを常にモットーにしているので、連絡をもらった時は嬉しかったです。サポーターズの活動では、所属している学生の大学の学園祭で商品やソーシャルメディアを紹介する活動などを行っていました。マーケティングの基礎はそこで学ぶことができたと感じています。
カナダでの仕事は韓国でのインターンと内容が似ていると仰っていましたが?
実は、現在カナダで働いている会社でも韓国焼酎やワインを扱っていて、韓国でインターンをしていた会社の競合ブランド商品を扱っているんです(笑)仕事内容としては、インスタグラムの投稿作成やイベントなどで使用するバナー、レストランなどに置かせていただくメニューのデザイン制作をしています。
カナダでの目標を叶えた今、新しい夢はありますか?
ありがたいことに、自分が思っていたよりも早く理想の仕事を見つけることができました。はじめは新しい目標が見つからないことがジレンマでしたが。今は、コンテンツクリエイターとして、帰国までに自分のYouTubeのフォロワーを1000人にすることを目標に、定期的にYouTubeとインスタグラムを更新しています。カナダにいるKpopを愛する人々をターゲットにダンス動画などを発信しているので、興味のある方はぜひ覗いてみてください!
最後に、カナダで就労経験を積みたいと考える同世代の若者にメッセージを!
正直、コープ留学でオフィスジョブを獲得することは簡単なことではありません。時には心が折れてしまうときもあるかもしれませんが、「こんなにたくさんの仕事に応募したのに」と考えるのではなく、「どこか一つの企業から採用通知を貰えば良い」と前向きに考えて、諦めずにチャレンジし続けてほしいと思います。また、仕事を探す際に、他人との差をつけるために「自分らしさを持つこと」が大事であると韓国ではよく言われるのですが、自分だけの個性を持ち、誰かの記憶に残る人間になるように意識して行動することで、チャンスが巡ってくることもあると思います。ぜひ諦めずにチャンスを掴みに行ってください!
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