人相があるように胃腸にも胃相、腸相があるそう。(アルバート・アインシュタイン医科大教授・新谷弘実氏談)長寿で元気な方の胃相・腸相はまことに「美しい」そうです。
直接体をつくり、細胞の栄養となる食べ物。それを消化し吸収していく器官の胃・腸・消化器が健康なら体は健康であるはず。
<美しい胃相、腸相にしてガッチリエネルギーを体に吸収するためには・・・>
もちろん食生活は大切。「You are what you eat(何を食べるかであなたの健康状態は決まってくる)」という言葉通り、穀類(しかもあまり精製していないもの)や豆、野菜中心に動物性のものを少々・・・という食生活を1年ほど続けると胃相、腸相はみちがえるほどよくなるとのこと。(新谷氏)
<加えてよく噛むこと>
消化器は口から肛門までの長いチューブ。その間に胃や腸があるのですが、その入口(口内)でとにかくいっぱい噛んでしまうこと。噛むことで消化酵素や殺菌作用のある 「だ液」 がいっぱい出て、入口でかなりグチャグチャ状態まで食べ物を消化できます。そうすれば胃腸への負担はうんと軽くなる。
<初めよければ 終わりよし>
はじめにしっかり消化済みなら最後(肛門)からも 「よい便り」(大便)が元気よく出てきてくれることでしょう。快食、快便は健康のポイントです。
「よくよく噛む」(それも右左に偏らず、バランスよく噛むこと!=>バランスを重んじるヨガではこれは非常に大切なこと)で「始めよければ終わりよし」のすてきな消化器になること、人もうらやむ胃相、腸相になること必至です。
加えて、胃を強くするヨガのポーズをすれば完璧!私は次のポーズで小さい時からの私のウィークポイント「胃」を丈夫にできました。人体実験済みのポーズです。
<胃を頑丈にするポーズ>
【スタートポジション】
(1)図のように背を丸め、手をひざにおいて上体を支える。
(2)脚は腰幅くらいに開いて、重心を安定させる。
※あご、肩の力は抜くこと。
【ポーズ】
(1)深く鼻から吐く息で腰をグッとしめていく。腹筋を使っておヘソをまず背骨ギリギリに近づけ、肋骨の内へ引きあげる要領。※肩は上げない。
(2)(鼻から)息を吸いながらお腹をゆるめる(自然に新鮮な空気が体中に満ちる。)この時おヘソは背骨から離れる要領。
(3)(1)〜(2)を数回繰り返す。
【効果】
・胃腸をマッサージする。
・胃腸の筋肉自体を頑丈にする。(腹筋=胃腸の筋肉。このポーズは腹筋を鍛える効果大。)
・自律神経を整え、胃腸の働きを正常にする。(しっかり吐く<=>吸うことで自律神経を刺激し、正常にする。自律神経は胃腸のコントロールなどをしている神経)
毎朝、空腹時にコップ半分ほどのミネラルウォーター(人肌の温度で、塩を少々入れてもよし)を飲んで行うと効果的。胃腸を洗うイメージで。続けることで毎日素晴らしきよい便りが届くはず!
≪和子からの一言≫
私も長年このポーズを朝一番にずっと行っています。ヨガではこのポーズをクレンズ(浄化)の一つとして行います。やり方がわからないときは無理せず、慣れるまで最初は軽く、力まないようにしましょう。そして正しいやり方を長年ヨガを行っている先生から直接教えてもらうことをお勧めします。
健康維持には体の中に入れるもの(食べ物)はとっても重要ですが、同様に(いやそれ以上に?)排泄はとても大切です。ぜひチャレンジしてみてください。
合掌