明後日は待ちに待った6月の「歌声喫茶」の日です。
月に1回だけですが、日系会館で開かれるこの「歌声喫茶」。音痴の私でも、昔の歌が聞け、口ずさむことが出来、とても楽しいひと時をすごせるのです。83歳半で私が見つけた、楽しみの場所です。
此処バンクーバーにはグランマと同年齢でも「サイクリング」をやったり、「歩こう会」で歩いたり、「ゴルフ」を楽しんだりなさる方が沢山います。でもこの「グランマ」、身体がなかなか言う事を聞いてくれません。せいぜい、こうしてPCに向かって物を書いたり、音痴でも一人で大きな声を出して歌ったり、植木に水をあげながら話したり、息子の老犬の世話をしたり….。そして、新しく見つけたグランマの楽しみ、それがこの「歌声喫茶」です。優しい「歌声喫茶」のメンバー達に色々教えてもらいながら、これで4回目の参加になります。
この心温まる楽しみな「歌声喫茶」、毎回、会の終わりに皆で手をつなぎ、輪になって歌う「今日の日はさようなら」
1)いつまでも絶えることなく友達でいよう、明日の日を夢見て、希望の道を
2)空を飛ぶ鳥の様に、自由に生きる、今日の日はさようなら、また会う日まで
3)信じ合う喜びを、大切にしよう、今日の日はさようなら、また会う日まで、また会う日まで
日本の友人で、私の書く「老婆のひとりごと」「グランマのひとりごと」をずっと読んで下さっている友人に、この春、「歌声喫茶」の楽しさを伝えた。そして、彼女からこんなメールが入ってきてうれしかったぁ。
澄子さん
お布団のぬくもりから中々抜け出せません。朝5時に目が覚め、ラジオを聴いていたらあっという間に2時間過ぎてしまいました。澄子さんの執筆の活力源は好奇心と行動力ですね。サポートしているおば(92歳?)は、私や従姉妹が小さい頃、よく童謡を歌ってくれたので今でもよく覚えていて、先週はCDをかけながら「春が来た」「雛まつり」「象さん」を一緒に歌いました。1番の歌詞しか覚えていなくて、2番3番の歌詞を聴くと改めて童謡の奥深さを感じます。
北風が吹いていても梅の蕾が沢山。春はすぐそこです。宏江
宏江さん、本当に「いつまでも絶えることなく友達でいよう」ねぇ。
そして、この5月中旬、グランマは娘と息子に付き添われて日本旅行をした。それは親戚や友人達に「さよなら」を言う為だった。日本人の自由渡航不許可時代から、このグランマ、外務省の助けで外国旅行を始め、本当に一人で若い時からひっきりなしに旅行した。それが私の人生みたいだった。そして、今は眩暈と難聴で「一人旅」は子供達から「NG」が出た。でもとにかく今回が日本行き「最後」としても、私は会いたい人達に会う事は出来た。
「空を飛ぶ鳥の様に、自由に生きる、今日の日はさようなら」でもまた会う日迄、「明日の日を夢見て、希望の道を」(「今日の日はさようなら」金子詔一作詞・作曲)