やっぱりバンクーバーはすごかった!センシティブなのか、ソーシャルメディアでもあまり見かけることがない「バンクーバーの日本製生理用品事情」。日本製の食材が豊富に揃うバンクーバーでは、実は生理用品も比較的手軽に入手することが可能だ。今回は、バンクーバーにいる日本人には欠かせないあの”アジア系3 大ショップの「最新」お取り扱い事情を調べてきた。(取材 星藤子)
【T&T Supermarket】
T&T はメトロ・バンクーバーで数多くの店舗を展開する中華系スーパーマーケットだ。ラインナップは中華系にとどまらず、日本製の食品から日用品、時には正露丸などの薬まで幅広く取り揃えている。大型店中心の展開で、アジア系アイテムの充実した品揃えが特徴的だ。今回調査した3 大ショップの中でも、日本製生理用品は圧巻の品揃え・店頭在庫数であった。
オンラインショップからも取り扱い状況の確認が可能。「T&T Supermarket」で検索するとオンラインストアがヒットするので「sanitary」でアイテム検索をかければOK!店頭取扱いのラインアップに比べて表示件数は少なくなるが、店に出向くことなくセール状況が確認できることも。カタログがわりに閲覧でき下見には充分である。
【Konbiniya Japan Centre】
新店舗オープンのニュースも記憶に鮮明なコンビニ屋。日本製品専門店。とにかく豊富な品揃え。
オンラインストアはこちらから
日本からの輸入品だけでなく、バンクーバー企業生産の日本食品まで揃うお店だ。その一角にしっかりと日本製生理用品が並んでいる。オンラインストアでも検索が可能。
売り場が限られているため取り扱いの品番は少ないものの、日本でよく目にするスタンダードなアイテムがしっかり揃っている印象だ。
バンクーバー在住者には、同店に日本製品が揃っていることは周知の事実ではあるが、「生理用品を買いに行くだけではなく、日本食材を買いに行った“ついで”に買える」のがコンビニ屋だ。これからバンクーバーに来る場合も、「渡航後まずはコンビニ屋」という人も少なくないだろう。そんな人たちにとってこの利便性は最高クラスのはずだ。
【H MART】
最後は韓国系スーパーマーケットのH MART。オフィシャルページはこちら。記者が出向いた先がUBC近くの店舗(下記写真)だったため品揃えに限りがあったが、ダウンタウンのロブソン通りにあるH MARTは、この2倍ほどの品揃えである。ここも種類は多くないが、日本製品が定番として取り扱われていた。
先に紹介した2店舗との大きな違いは、韓国製品も入手可能なことだ。さらに、バンクーバーのほとんどの店で見かける「always」というブランドの製品も並んでいた。ネットでの口コミを確認する限り、仕様が日本製の生理用品に近く、日本製品に慣れ親しんだ人が選ぶブランド上位のようだ。
センシティブなアイテムだから使い慣れたものがあるだけで安心
海外へ長期渡航するにあたり、よく話題になる悩みのひとつでもある「生理用品」。日本で長く暮らしていた人が海外に拠点を移した際は、日本製品の取り扱いが限られていると感じることは少なくないだろう。そして使い慣れたものを…と大量のストックを持って入国する人も少なくないはずだ。使い慣れたモノや素材、形状から一旦離れ、新しく自分に合うアイテムを探すのは難易度はかなり高いと感じる。自分に合うアイテムが見つかるまではトライアンドエラーを繰り返すため、ある程度の支出も覚悟しなければならない。たとえ同じアイテムがなかったとしても納得がいく代替品を見つけることはできるだろう。そんな悩みや手間が、他国に比べぐっと少ないと言える、バンクーバーの生理用品事情である。