若く、優しく、明朗、聡明、太陽のような美樹ちゃん。大好きです。
自分が知らない間、貴方に大変お世話になっていたからです。
暗黙のうちに貴方がこれほど沢山の事をやって下さっていたなんて、本当に驚いたぁ。
そして、ありがとう、美樹ちゃん。
でも、どうして今頃、お礼?と聞かれそうですね。それは、お礼を言いたくなる事実に気が付いたのが、「今」だからです。貴方は最初、日本からアメリカのサンフランシスコへ高校留学中に、私の娘バーニーの家に住み、孫の「マヤちゃん」3歳(?)の子守を高校、大学在学中とやってくれていたのですよね?私がサンフランシスコへ訪ねて行くと、留学生の貴方が観光案内して下さったのを覚えています。とても楽しかったぁ。あの時の写真を見ながら今も楽しんでいますよ。水族館や画展、町中も歩いたねぇ。そして、美樹ちゃんは高校大学と卒業し、日系商社へ就職、すっかり自活。でも何だか貴方は娘家族の家族同然になっていたみたいですよね。マヤも大きくなってサンフランシスコバレエに入ってナッツクラッカーの兵隊さんになったり、其の後にボストンバレエに移ったりしました。その頃ですか?貴女は何時の間にか、日本に帰っていたのですね。貴女がバンクーバーに、昨年、仕事でいらして、私達は再会。それからこの1年間、時々会えて嬉しかったです。
そして、グランマが貴方にこのメッセージを書き始めたのは、貴方が無言でやって下さった思いやりある本当の親切、それに、どうしても心からお礼が言いたかったからです。貴方は何も言わず、バンクーバーの我が家へ来るとニコニコして、私が不在中も、昼寝中も、やりかけの「やっておかねばならない、グランマの“終活”事務仕事」に気が付き、山のように積まれたダイニングテーブル上のファイルを全部読み、内容を書き出し、処理しやすくしておいて下さったのですね。
私がそれに気が付いたのは、日本旅行から戻った6月の事でした。ダイニングテーブル上に一杯に広げてあったファイルの山を自分で処理しようと、本棚にもどそうとした時でした。戻しながら見た全部のファイルの表紙に5センチ大の黄色のシールが1〜3枚張り付けられ、そこに各ファイルの内容説明が書かれていました。美樹ちゃんが帰国されて、約半年たって居ました。
「うわぁー、ビックリ!」 どのファイルも、皆、貴方の可愛らしい漫画文字で丁寧に書き出され、うれしかったです。有難う。
私が手に取ったファイルの一つに、以下の様なのがありました。
澄子さん
以下、「日記」でしょうか? とっても良い事が書かれています。
ご確認ください。 美樹
そして、グランマがファイルを開けると、
8月29日
愛は幸福財布、与えれば与える程、中身が増していくみたい。「はっはっは。」
そして、自分にしかできないことがある。
それは他人から見たら出来ないと言われる事かな?
8月31日
1日風邪でよく寝ていた。日野さんから電話あり。
今日、なぜか思った事、「成功するより、人の役に立つ人」と「結果が出ないことをやり続ける。」そんなことできるかなぁ。
9月1日
風邪が良くなってきたみたい。何だか色々、こうありたい、そうありたいと思いながら、生きてきた自分なんだけれどなぁ。
困難がやってきたら「有難う!」って言ってみよう。難しいかな?
そう決めたらそうなる。だからそう決めるのだよね。
明日は必ず良いことが起こる、もし起こらなかったら、それは明後日だ!
9月2日
まあ、色々考えてみるけど、いくら予測しても未来はわからない、
それは私たちが創るもの。できなかった時、できた時より成長するんだよなぁ。
9月3日
何があっても幸せになると決めたら、何があってもいいんだよ。
いつか良いことが起きる事を期待するのではなく、今日、良いことを自分が起こす。
不可能を可能にする秘策とは毎日、小さなことを可能にしていくこと
あきらめた後にすることはあきらめないこと、毎日が人生を変えるきっかけに
満ち溢れている
有難う、美樹ちゃん。これを探し出してくれて。
こうやってこのグランマ生きてきたんだよね。やっぱり、幸せだなあ。