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マイク佐藤 温泉

マイク佐藤さん ユーコン準州で日本式の露天風呂を建設

 マイク佐藤さんは、日本国内のみならずアメリカ、カナダなど世界各地の温泉を訪れている温泉のエキスパートだ。ユーコン準州のホワイトホースにある「Takhini Hot Springs」がリニューアルし、「Eclipse Nordic Hot Springs(以下Eclipse)」として2022年にオープンした。佐藤さんは同施設の日本式温泉のデザインから建設まで関わった。新しいリゾート施設Eclipseについて話を聞いた。(取材 大島多紀子  写真提供 マイク佐藤さん) マイク佐藤さん。Eclipse内、Hot Rock Cafeにて 商業ベースでの日本式温泉までの長い道のり -当初2013年に改装を始めて2016年に完成予定という新聞記事を見ましたが、最終的なオープンは2022年となりましたね。経緯など教えて下さい。  「(Eclipseの)オーナーの希望は、プールの中に自然の石を使いたいということでした。ただ北米はプールに対する法律しかないので、天然温泉も市営の普通のスイミングプールも、同じ法のもとに管理されます。すると温泉の湯船などもコンクリートやタイル張りで作らなくてはならない。自然石で作った露天風呂は許可されなかったんです。それに加えて、地域住民の賛同がなかなか得られなかった。そういったことで最初の予定から遅れていったわけです」  「源泉かけ流しの温泉を作りたいということでしたが、保健所の許可を得るのは大変です。まず、源泉が湧いている場所を、雨水が入らないようにするなど整備しました。それが2017年ごろ。それを保健所が確認して大丈夫だろうということになったわけです。2019年ごろ、石を組み合わせてテストプールを作りました。それで2年間のテスト期間となり、お客さんを入れることなく、水の検査をしたり管理をしていました。  それを経てやっと本格的な建設が始まりました。とはいえ、2020年3月からコロナのパンデミックとなり、ユーコン州はボーダーを閉めてしまったりなど、大変な苦労がありました。2022年5月にようやく巨石で作った大露天風呂がオープンしました。10月ごろにはサウナなどもオープン。年末年始には、たくさんのお客さんが来てくれたそうです。日本からもツアーが組まれているようだと聞きました」 川石で組んだ日本式温泉作り  「こちらでランドスケープに使う石は、採石場で爆破したものが多いんです。すると角ができる。角があると組みやすいんですが、尖っていて危ない。そこで、自分たちで採石場に直接行って、肌に優しい川石を選んで運んできました」 日本的技術で人力での巨石の配置。日系造園会社のKUNON Landscape&Designの脇野薫平さんとSakai Landscape&Designの酒井兼五さんとそのスタッフが作業にあたった 本格的な作業に入る前に作ったテストプール。現在はAurora poolという名前で使用されている。露天風呂に入る道もきれいに石が組み合わされている  「日本式の温泉に関しては私がすべて任されまして、自分が最高と思う人たちに来てもらい作業にあたりました。基礎工事は現地の業者にしてもらい、石を組むのを我々がおこないました。大事なポイントは石をチェーンブロックで持ち上げて調整しながら組んだのですが、こちらのやり方と違うので現地の人たちも興味深く見てましたね。  我々としては露天風呂の底に日本の十和田石を使いたかったんですが、割れる可能性があるのでダメということで、青石タイル張りになったのは残念でしたね。採石場で選んだ石をたくさん運んできて、現地でもさらに選別し、残ったものはランドスケープに使いましたので、温泉もその周りも、ものすごくたくさんの石を使いました」 BC州の温泉開発の足がかりに -改装の話が出てから完成まで10年近くかかってますね。一番大変だったことは何でしょう。  「保健所に許可をもらうことですね。時間もかかるし、安全性など証明するのが難しいんです。私は以前にミーガークリークの大露天風呂などを作ってますが、これで石を組んで作る温泉の安全性などは証明できたと思っています。ただ、ミーガークリークなどは州立公園内なので許可を得られるものが、商業温泉だと難しい。このユーコンでの温泉(Eclipse)が足がかりとなって、BC州のどこかでこういうものが作れれば、入浴形態や開発パターンが変わるんじゃないかと考えています」 大自然に囲まれたロケーションでゆったりと日本式温泉を楽しめる このような陶器の風呂釜が8つ設置される予定(イメージ写真) -BC州の温泉ビジネスはこれから発展すると思いますか。  「アクセスがいい所でも温泉ができる可能性はあると思います。日本の企業なんかがやったらいいと思いますけどね。まず最初に絶対的な成功例が一つできれば次も続くんじゃないでしょうか。  (Eclipseの温泉は)プールの形態に革命的な影響をもたらす可能性があり、その第一歩になるんじゃないかと思います。この温泉では、カナダで造園に携わっている日本人たちの技術の高さで、カナダやBC州などの法律の隙間を埋めるようなものを作れたといえます。  カナダの商業温泉で自然の石を使った露天風呂は、Eclipseが初めてというのは大きな売りになってますね。あれだけ良い露天風呂はなかなかないというものができましたし、日本の温泉を凌駕するいいものができたんじゃないでしょうか。オーナーも、あと何年かしたら世界的に有名になるんではないかと言ってますね」 Eclipse Nordic Hot Springs 寝湯もあるという大露天風呂、お湯の滝が流れる露天風呂、1~2人用の信楽焼のバスタブ(2023年5月ごろオープン予定)といった日本式の温泉の他に、サウナ、スティームルーム、休憩のできるリラックスルームなどの施設がある。 住所:KM 10/Mile 6, Takhini Hot Springs Road, Whitehorse, Yukon電話:1-867-456-8000ウェブ:https://eclipsenordichotsprings.ca/料金:$35~$45(オンラインで事前予約すると割引あり)利用は19歳以上。温泉でも水着は着用。

ワクワクする気持ちを大切に オタワ在住マクフェイル妃呂美さん

ワクワクする気持ちを大切に オタワ在住マクフェイル妃呂美さん

 フィットネスインストラクター、よさこいダンサー、リトリートツアー企画者、歩く会代表、ユーチューバーと幅広い活動をしているマクフェイル妃呂美さん。「好奇心は生命力に繋がる」と、ワクワクする気持ちを大切に生きている妃呂美さんは、満ち溢れるエネルギーでいっぱいだ。  今回はそんな妃呂美さんの話を聞いた。 ワクワクする気持ちを大事にしているという妃呂美さん ーいろんな活動をされていますが、お孫さんがいらっしゃるとは正直びっくりしました。妃呂美さんのエネルギーの源はなんですか?  人生最後の瞬間に後悔をせず「楽しい人生をありがとう」と言えるようになりたいという気持ちが原動力となっています。そうするには、体と心を最後まで大切にしなければなりませんね。いくら外見が綺麗でも、体が思うように動かなかったり、また体は動いても心が満たされていなかったら幸福感は得られません。  自由に動く体と豊かな心、この二つを満たすことで、優雅に歳を取ることができると思っています。 ーそれが、現在されているエイジング・グレースフリーに繋がる訳ですね  その通りです。  子育てが落ち着いた頃、もう23年前になりますが、ジムが好きで通っていたんですよね。その際に、フィットネスインストラクターの資格を取り、フリーランスでフィットネスを教え始めました。その後、太極拳(タイチ)のインストラクターの資格も取ったことでリタイアメントホームからお仕事が入るようになりました。  そうしたら高齢者向けに、座ってできる太極拳(チェア・タイチ)ビジネスを立ち上げてみては?と生徒さん側からアドバイスをいただいて。それが現在のエイジング・グレースフリーです。 ー高齢者を対象にエクササイズを提供しているのですね。  はい。チェア・タイチやチェア・ヨガと言った高齢者の方が座ってできるエクササイズです。 リタイアメントホームでのチェア・タイチレッスンの様子 —とんとん拍子で進んだ感じがしますね  いえ、そんなことはないです。  タイチってヨガに比べると珍しいので、資格を取った際には、絶対にこのビジネスは成功すると思って、履歴書を車に常備し、配り歩きましたが、当時は数件の依頼がやっとでしたね。  そんなとき、「リタイアメントホームでタイチの指導をしてくれる人を探している」という女性が現れて。結局、彼女のもとで働くことで、いろんなホームで指導させていただきました。経歴を積んでやっと過去に履歴書を送っても全く連絡がなかったホームから、今度は私の会社エイジング・グレースフリーに依頼が来るようになりました。  今思えば、フィットネスインストラクターの経験は十分にあったけど、高齢者向けの指導歴が少なかったため、連絡があまり来なかったのかなと。要は信頼ですかね。 ー信頼関係を築くことが鍵だったんですね  肌で実感しましたね。信頼関係が出来上がると「タイチの他にヨガやズンバのインストラクターはいますか?」という問い合わせが入り始め、スタッフを探し、今ではレギュラースタッフが5名、代行スタッフも数名います。計30か所以上のリタイアメント・ハウスで指導しています。 ーそんな努力があっての、今なんですね。  シニアが優雅に歳を召されるお手伝いができて嬉しく思っています。また新たな目標として、バンクーバーにあるような、日本食を提供したり、日本語が話せる環境のリタイアメント・ホームを、ここオタワにも創設したいと思っています。「日本人向けシニアホームがあったらいいね」とオタワにいる日本人の間で話題になるのですが、誰かが動かないとだめなんですよね(笑)  自分が70、80代になった時に「カナダに来てよかった。幸せだ」と思える人生であるためにも、優雅に歳を重ねながら、日本語環境と和食があって欲しいですね。(取材 石原亜希子) マクフェイル妃呂美(マクフェイル・ひろみ)エイジング・グレースフリー・オタワ代表。1999年からフィットネス・インストラクターとして、アクアフィットネス、ピラティス、パーソナル・トレイナー、太極拳、気功、といった東洋・西洋の枠を越えたウェルネスを追求するインストラクターとして活動を開始。自身のyoutubeチャンネル「Aging Gracefully with ひろみ」では、姿勢を改善したり、更年期の症状をサポートするエクササイズを紹介している。

エンジニア・個人開発者 森田将和さん

エンジニア・個人開発者 森田将和さん 「ホームランよりヒットを重ねる」

 「会社を作っては売却」「新型コロナウィルス禍でのカナダ家族移住」など、思い切った決断をするLIMHAUS Inc.(リムハウス)代表森田将和さん。バンクーバーに引っ越した現在は、ここを拠点に日本人にフォーカスしたウェブサイトの制作サービスCrane Design(クレインデザイン)も立ち上げた。そんな森田さんの決断の根底にあったものとは?本インタビューを通して探っていく。 シンプルで良いものを作りたいという思いを持って。 せっかく会社を作ったのに、どうして売却したのですか  これまでにウェブサイトやサービスを提供する会社を2社作って売却しました。もともとその2社は、売却先の弱点を埋める目的で、初めから売却するというゴールを見据えて作ったものでした。例えばうち1社は、就活生向けに企業紹介やエントリーシートの添削などをやっていましたが、学生を集めることが苦手だったため「うちがウェブメディアの会社をスタートさせて学生を集めましょう」という話に。その後、「学生が集まってゴールに到達したので、このメディアを買いませんか」という流れですね。  自分が作ったものを使ってもらい評価されたという点で、この経験は大きな自信を与えてくれました。「最後に契約してもらい、判子を押す」大変なことも多かったですが、給与をもらうのとは全く違う喜びでした。起業してよかったなと思うことのひとつです。 それは価値のある経験でしたね。森田さんはサラリーマン経験もありましたが、会社を作られたのはそういった経験を求めたからですか  いや、ポジティブに言うとそうなんですが、ただ会社員が合わなかったって言う(笑)毎日同じ服を着て、同じ場所に行くっていうのが耐えられなくて。だからサラリーマンをやめて独立、株式会社LIMHAUSを作りました。 どのような会社ですか  株式会社LIMHAUSではウェブサイトの開発やウェブサービスの開発を、受託・自社サービスの両面で行っています。会社の名前は、「Less Is More(レス・イズ・モア):機能美」。シンプルなもの作りをする会社でありたいという思いを込めています。「ハウス」は、かつてドイツにあった「人間の生活に即した良いものを作っていこう」というモットーを持つ美術・建築系の学校Bauhaus(バウハウス)からとっています。 仕事道具はどこへ行ってもこのバックパックひとつ。 シンプルなもの作りのためには、どのように仕事を進めていきますか  まずは、ゴールを決めて選択肢をどう取っていくかを考えることです。現在自分がどのような状態であるかは、すでに決まっている。そして将来どこを目指すかを決めてしまっても、その間の選択肢はたくさんあると思うんです。  世の中にない画期的なものを作ろうとは考えていません。「絶対需要があるけれど誰もやっていない」「誰かがやっているが、うちに強みがある」という、賭けではなく確実なところを狙っていくんです。多い時には月にひとつずつ、いろいろなテーマでウェブサービスとウェブメディアなどを世の中に出しています。芽が出そうなものには力を注ぎ、ダメなものや好きではないものはクローズしていく。ホームランを打つよりはヒットを重ねていくというプレイスタイルでやっています。   それから私のもの作りは、面倒が嫌で生まれていることが多いです。プログラマーの三大美徳のひとつに「怠惰であること」というのがあるのですが、まさにそれです。繰り返し同じことをやるならプログラムを書いて、自分が触らなくても自動的に動作し終わるようにしてしまおうとか。エンジニアには手を動かして何かができる楽しさがありますね。 日本国内ですでに数々の事業を展開しているのに、なぜこの新型コロナウイルス禍の渡加を  子どもの教育を一番に考えてです。妻は反対でした。言葉や文化の違いや、わざわざこのコロナの時期にリスクを冒してまで海外へ行く必要があるのかと。でもコロナより前から日本で準備も進めてきたし、いろいろなことも調べていたので、上の子が学校へ入る年に合わせてこちらへ来ることにしました。 家族で移住となると大変なことも多かったのでは  初めのころは妻や娘は不慣れな状況やコロナ禍での制限、言葉の問題などで、ストレスを感じている様子でした。でも生活のルーティンができ、住めば都だと思えるようになったようです。バンクーバーは探せば日本のものやサービスもあるし、日本人移住者の方が比較的多いところが良いですね。  上の子は英語がわからない状態でこちらへ来ましたが、今では友達とプレイデートをしたり、習い事をしたりしています。だんだんこちらへ馴染んできたようで、自分の意見はしっかり言うけれど、ちゃんと話し合って遊ぶ内容を決めたりできるようにもなって。もともと文化的なところも身につけてほしいと思っていたので、移住は良い決断だったと思います。 下の子もストロングスタートという保護者同伴で0歳から5歳まで参加できるBC州の無料教育プログラムに参加したり、デイケアへも通い始めました。私自身の変化は特にあまりありませんね。仕事道具はどこへ行ってもこのバックパックひとつだけです。 これからの抱負を教えてください  バンクーバーに移住して、日本人が提供するサービスやホスピタリティの質はとても高いと感じました。私のように『サラリーマン』として働く閉塞感や子育てなど、ワークライフバランスの観点から起業したいという方、海外移住をしてみたいという方はいらっしゃるはずです。そのような方がチャレンジできる環境を整えるために、弁護士、会計士、日本人コミュニティなどと協力し、サポートしていけるような事業も始める予定です。 バンクーバーでやりたいことはまだたくさんある。 これからも挑戦心を持って  森田さんの決断は、最初からゴールを見据えた手堅い戦略の上。ここでやっていきたいことはたくさんあるようだ。新天地バンクーバーでの挑戦は始まったばかり。これからどんなサービスを生み出して、北米で頑張る起業者たちを応援してくれるだろうか。森田さんの活躍が楽しみである。(取材 パーバッカー真智子) 森田将和(もりた・まさかず)茨城県出身。大学、大学院では経済、人工知能関連や進化ゲーム論の研究に携わり、その後1年半ほどいくつかの会社勤務を経験するが2014年に独立。株式会社LIMHAUSをはじめ、これまで合計5つの会社を設立(うち2社はすでに売却)しウェブサイト制作やヘッドレスCMSなどのウェブサービスの開発を行う。 ウェブサイト:LIMHAUS(リムハウス)ウェブサイト制作サービス:Crane Design(クレインデザイン)

石井あみハリーさん カバーイメージ

YouTubeは私のアウトレット シンガー兼ブロガー・石井あみハリーさん

 YouTubeで音楽チャンネルとブログを配信する石井あみハリーさん。「自分のために歌い、語りかける」YouTube配信は彼女自身を表現する方法だ。そこで彼女が何に気付き、何を伝え、何を得たのか。話を伺いながら探っていきたい。 YouTubeを始めたきっかけ  私は小さいころから内向的な性格でした。高校の頃もいつも気が強い子たちと一緒にいて複雑な人間関係に巻き込まれ、どんどん自分の生活をコントロールできなくなりました。今振り返ると、あの時の私は本当の私ではなかったのかもしれないって思います。その後大学へ行き始めましたが、卒業後の目標も全くなかったから、勉強も全然頑張れなくて。そんな時、小さい頃からユーチューバーに憧れていたことを思い出して。YouTubeで私のパッションでもある音楽を配信するチャンネルを始めることにしたんです。 取り戻した自分  音楽チャンネルでは新旧洋邦問わず、私がその時にいいなと思ったカバー曲を始め、自身のオリジナル曲も挙げています。今では500本近くになり、観てくれているみなさんには感謝しています。頑張っていることを誉められることで力をもらえます。でもこれは自分のためにやっているから、フォロワー数や再生数は気にならない。自分のために話して、歌って。YouTube は私のアウトレットなんです。そうやって自分の中で幸せを探すようになりました。  ひとりで動画の編集をするのが、一番好きな時間です。そのほかにもYouTubeの撮影、最近始めたオンラインビジネスやカフェトーク、家のことなど。人に合わせずに自分がやりたいことをやり、行きたい場所に行き、好きなことに時間が使えるから毎日とても楽しい。やっぱり自分の時間って大切ですね。 ブログ配信スタート  そして去年、音楽チャンネルとは別にブログもスタートさせ、配信が100本を超えました。ブログでは日本語と英語の両方を使って私生活を紹介したり、想いを伝えたりしています。最近では「ハリーズキッチン」という、クッキングをしながら英語や日本語を学べるようなシリーズも始めました。  ブログを作ろうと思ったきっかけは偶然みつけた女の子のブログで、その子は誰もが憧れるようなキラキラした生活を配信していました。「素敵だな」とも思いましたが、私は彼女がブログ中でやっていることに興味がなかったし、憧れてくれる人やファンが欲しいわけでもない。だったらどんなブログができるんだろうって考え始めたんです。その結果、ブログ中で私が言葉や映像で表現したことを「こういう気持ちを持っていたのは私ひとりじゃなかったんだ」って観た人に共感してもらえるものが作りたいんだと気付きました。  YouTubeってみんなが違った目的で観ますよね。インスピレーションをもらいたい人もいれば、ほっとしたい人もいる。私のチャンネルは、観た人に安心感を与えられるような場所であってほしいです。私がブログ中でチャレンジしたことが「私にもできたからあなたにもできる」と勇気を与えたり、「一人は、恥ずかしいことじゃない」と私が自身の経験から学んだメッセージを伝えたいです。みんなにも自分を大切にしてもらえるように。 未来に向けて  自分を大切にすると決めてから、カナダを離れて両親の祖国である日本でフレッシュスタートをしたいと思い始めました。私の大好きな場所で、これからの私を知っていってくれる人たちと一緒にいれたらと。そう考え、昨年夏に一人で日本旅行をしました。そこで出会った一人の女性をきっかけに、友達の輪はどんどん広がっていきました。そしてこの旅は、ひとりでもやっていけるという自信や、今を精一杯楽しむというマインドセットを与えてくれました。  今しかできないことや、実際やってみないとわからないことはたくさんある。だからこれからも自分がやりたいことがあれば、それを後回しにしたくないです。何をするか迷った時は、自分が好きなことや正しいと思うことを、気持ちに正直に選んでやっていきたいと思っています。たとえそれが大変な選択であっても。今まで自分を大切にしてこなかった分、これから先は自分を一番に優先して、楽しみながら精一杯生きていこうと思っています。(取材 パーバッカー真智子) 石井あみハリー(いしい・あみ・ハリー)カナダ、バンクーバー生まれ。音楽に囲まれた環境のなかで育ち、音楽はパッション。2018年から音楽チャンネルの配信を、そのほかにもブログ、hallie’s diary(ハリーズダイアリー)の配信や、バイリンガルである強みを生かしたCafetalk(カフェトーク)で日本語と英語のレッスンを開始。 ウェブサイト:https://amihallieishii.comYouTube音楽チャンネル:https://www.youtube.com/amihallieishiiYouTubeブログ:http://www.youtube.com/halliesdiaryフェイスブック:https://www.facebook.com/amihallieishiimusicカフェトーク:https://bit.ly/3WWxzVa

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