Tag: ヴィーガンって美味しいの？

　長いカナダの夏休みも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか？私は、夏休み中9歳の娘と一緒に1週間シヴァナンダヨガのアシュラム（道場）で過ごしました。 　アシュラムの生活は、毎日朝夕、ヨガや瞑想・キルタンの時間があり、規則正しく、十分にヨガも出来てとても楽しかったです。ファミリーウィークというのに参加したので、大人がヨガをしてる間、子どもたちは別のアクティビティがありました。 シヴァナンダヨガのアシュラムでの食事。この日は、チーズの代わりに豆腐を使ったパラク・パニール（ほうれん草のカレー）、チャナマサラ（ひよこ豆のカレー）、アルーゴビサブジ（ジャガイモとカリフラワーのサブジ）と私の好きなインド料理が並んだ。 アシュラムで食べたダルスープ。 　食事は一日2食ですが、毎日手の込んだ美味しいインド風のベジタリアンの食事を堪能しましたよ。今回のレシピは、アシュラムにインスピレーションを受けたインド風の豆のスープです。時間もかからず、手軽に出来るのでランチにも最適です。 材料： イエロームング豆あるいは赤レンズ豆　1.5カップ 水　8カップ 好みの野菜*　2カップ オイル　大さじ1 レモン汁　大さじ2 塩　大さじ1 カレー粉　大さじ1 ガラムマサラ　小さじ2 *今回は玉ねぎ、人参、さつまいも、コリアンダーを使用しました。 インド風豆スープの材料。 手順： 大き目の鍋にオイルを熱し、玉ねぎが半透明になるまで炒める。 カレー粉、ガラムマサラ、塩を入れ、かき混ぜながら炒める。 レモン汁を入れ、少ししたら野菜を加える。 その間に豆を洗い、水切りをする。 豆を入れて、水を加え、沸騰したら、中火で30分ほど煮込む。 　インド料理と言うと、スパイスをたくさん用意しないといけないイメージですが、すでに様々なスパイスが調合されている、カレー粉やガラムマサラを使うと、簡単に出来るので是非お試し下さい。 お好みでコリアンダーを上に散らして出来上がり。

　タンパク質、オメガ3、食物繊維、マグネシウム、カルシウム、その他多くの栄養素の供給源でスーパーフードとして知られるチアシードを使ったレシピです。夜に作っておけば、栄養たっぷりの朝ごはんにもなるので「朝は食べる時間がない・食欲がない」という方も是非お試し下さい。もちろんおやつや食後のデザートとしてもお勧めです。 材料： マンゴー　1カップ ココナッツミルク　1カップ* メープルシロップ　大さじ3 バニラエクストラクト　小さじ1 カルダモン　3粒* チアシード　大さじ4 材料は6つだけ 作り方： チアシード以外の全ての材料をブレンダーで撹拌します。 1をボールに移し、チアシードを加えて、泡立て器などでよく混ぜます。 冷蔵庫に入れ、4時間ほど放置します。 チアシードは泡だて器などを使って混ぜるとだまになりません。 ＊ココナッツミルクは市販のものを使ってもいいですが、ココナッツシュレッド1カップと水2カップをブレンダーで混ぜ、ナッツミルクバックなどで濾すと簡単に作れます。＊カルダモンポッドは丸ごと使います。カルダモンは入れずに作っても美味しいですが、入れると香り高くなり、余ったカルダモンはカレーなどの料理にも使えるので、見つけられたらカルダモンも入れて作ってみてください。 余ったマンゴーを上に盛り付けて出来上がり

　日本ではヴィーガンの定番レシピに大豆ミートを使った唐揚げがありますが、カナダではカリフラワーが鶏肉の代わりに？ 　チキンウィングと言えばバッファローソースが定番ですが、オタワで人気のベジタリンレストラン、Pure Kitchenの看板メニュー、コリアンBBQ味のカリフラワーウィングを再現してみました。 材料： カリフラワー　1株 醤油　1/3カップ メープルシロップ　1/4カップ 米酢又はリンゴ酢　大さじ１と1/2 チリソース　大さじ1～2 しょうがすりおろし　小さじ2 にんにくすりおろし　2かけ 水　大さじ2 片栗粉　大さじ1 手順： カリフラワーは子房に切り分け、揚げるか、多めの油で揚げ焼き、またはエアフライヤーで（350F° 12分ほど）焼きます。 カリフラワー以外の材料を全てをよく混ぜ合わせ、中火にかけたフライパンで熱しながらとろみが出るまで混ぜます。 ソースにとろみが出たら、揚げたカリフラワーをフライパンに入れソースと絡めます。 お皿に盛り付け、お好みでチャイブ、ネギ、ゴマなどを散らして完成。 エアーフライヤーで揚げました。 　＊チリソース、私はチリガーリックソースを使用しましたが、シラチャーソースなどお持ちの辛いソースで代用できます。 完成。甘辛でビールが進む味です。 　カリフラワーはソテーにしたり、丸のままローストするとメインディッシュにもなるし、フードプロセッサーにかけるとカリフラワーライスにも。マッシュポテトの代わりにしたり、ホワイトソースに混ぜたりと、とにかく万能野菜。カリフラワーをベースにしたパスタやピザクラストなども売られてます。皆さんこの機会にカリフラワーの魅力を見直してくださいね。 第２回目のヴィーガンレシピはこちらから

－キャロットデーツボール－ 　ローフードってどんなイメージですか？生野菜やサラダばかり？ディハイドレーター（食用乾燥機）など使って難しそう？ナッツを浸水させたり手間がかかりそう？ 　今回はそんなローフードのイメージを払拭させるような手軽に作れるローフードのレシピ「キャロットデーツボール」を紹介します。 まずは材料 デーツ　　　　　　　　2カップ 細かく刻んだ人参　　　1カップ ココナッツシュレッド　1カップ 塩　　　　　　　　　　小さじ1/4杯 シナモンパウダー　　　小さじ2杯 ナツメグパウダー　　　小さじ1/4杯 しょうがパウダー　　　小さじ1/4杯 クローブパウダー　　　小さじ1/4杯 バニラエクストラクト　小さじ1杯 くるみ　　　　　　　　1/2カップ 材料 手順 クルミを5㎜角程度に刻んで浸水（2時間以上が望ましい） デーツは種を取り除き、生のデーツならそのまま、乾燥デーツを使う場合はぬるま湯に1時間ほどつけておきます。 人参を細かく刻みます。 クルミ以外の全ての材料をフードプロセッサーで撹拌します。（フードプロセッサーが無い場合はあらかじめデーツを細かく刻み、他の材料と合わせ手で混ぜ合わせます。） クルミを加えます。 お好きな大きさに丸めてから、ココナッツシュレッドをまぶします。アイスクリームスクープを使うと均一な大きさに仕上がります。 出来上がり 　子どもののおやつ用ならスパイスを省いたり、オレンジピールを足しても美味しいですよ。 　高温（48℃以上）の加熱調理では食物酵素が失われてしまいます。加熱しないことで、消化活動の負担が減り、体の代謝にエネルギーが使われます。結果的に、体調が改善したり、便秘が解消されたりするのがローフードの魅力でもあります。これから暑くなる時期、夏バテ防止のためにもローフードを取り入れてみてはいかがでしょうか？ 　第1回目のヴィーガンレシピはこちらから

　皆さんこんにちは。オタワのお隣、ケベック州に位置するガティノー市でヴィーガンシェフをしている石原亜希子です。 　この20年ほどでヴィーガンという言葉がどんどんメジャーになり、認知度も高くなりましたが、「何を食べるの？食べないの？」「ベジタリアンとの違いは？」など聞かれることは多々あります。簡単に言うと卵や乳製品を含む動物性食品を一切食べないのがヴィーガン。 　ストイックなイメージがあるかもしれませんが、最近ではレストランだけではなく、ヴィーガン専門のパティスリーがあったりと、美味しくて見た目が美しいスイーツも楽しめます。特にバンクーバーはヴィーガンベーカリーもたくさんありカナダ東部に住む私からみたら羨ましい限り。 　今回は缶詰のジャックフルーツを使ったプルドポーク（豚の塊肉にじっくり火を通し、細かくほぐしてソースで和えたもの）のレシピを紹介します。ジャックフルーツは完熟したものでなく、まだ青いジャックフルーツでyoung jackfruitと表記されてるものを選びます。 　まずは、BBQソース作り。 材料： 玉ねぎ　半分（みじん切り） にんにく　2かけ（みじん切り） トマトソース　400ml オリーブオイル　大さじ1 リンゴ酢　大さじ1 メープルシロップ　大さじ1 モラセス（糖蜜）　小さじ1 塩　小さじ½ マスタードシードパウダー　小さじ½ スモークドパプリカパウダー　小さじ½ 黒コショウ　小さじ½ カイエンヌペッパー　少々（お好みで） 作り方： 鍋にオリーブオイルを入れ、玉ねぎとニンニクが半透明になるまで5分ほど中火で炒める。 スパイスを加えさらに数分炒める。 残りの材料を加え、10分ほど煮る。 粗熱がとれたら、ブレンダーで撹拌する。 　次はヤングジャックフルーツの缶を開けて種があったら取り除き、ほぐす。 ほぐす前のジャックフルーツ ほぐした後のジャックフルーツ 　ほぐしたジャックフルーツと先ほど作ったBBQソースを混ぜ、時々かき混ぜながら中火から弱火で30分ほど煮込むと出来上がり。 BBQソースと煮込んだ後 お肉を使わないスラッピージョー 　バーガーバンズにはさんで、sloppy joeにしてもいいし、タコスの具としても良いので皆さん是非試してみてくださいね。