BC疾病管理センターは、フレーザーヘルス地域からBA.2.86型オミクロン感染症の初の症例を発表した。この個人は州外への旅行歴がなく、カナダ国内で初めての感染例である。現時点では、重症化しておらず、自宅療養中である。BA.2.86は、2023年7月にデンマークで初めて検出されて以来、世界中で注目されている。
BC州ヘルスオフィサーであるボニー・ヘンリー医師と、エイドリアン・ディックス保健省大臣によると、「BA.2.86がカナダで検出されることは予想されており、BC州民へのリスクは変わっていない。新型コロナウイルスは引き続き世界中で感染が広がっており、ウイルスは適応し続けている。感染拡大の抑制とワクチン接種による高い免疫レベルが、新型コロナウイルスのすべての変異株に対する最良の防御策となっている。ワクチン接種をした人は、COVID-19から重症にかかる可能性が低く、入院する必要もない」と言う。
BC州民には、引き続き公衆衛生のアドバイスに従い、病気の際には自宅で過ごす、適切な場面ではマスクを着用する、また咳のエチケットを守る、頻繁に手を洗う、ワクチン接種の最新情報を確認する、など呼びかけている。